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<<   作成日時 : 2008/11/15 21:30   >>

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「風のガーデン」第2話 より

第2話「エゾエンゴサク」
『エゾエンゴサクは、ルイの一番好きな花です。
森の中なんかにひっそり咲いています。
去年はガーデンにも球根をいっぱい植えたんだけど、エゾシカに全部食べられました。
けど、ルイは全然平気な顔をしています。
シカが喜んで食べてくれるなら、それはとってもいいことだそうです。
おじいちゃんが作った花言葉は、「妖精たちの秘密の舞踏会」です。

画像

【エゾエンゴサクは我が家にはありませんが、イメージは“トレニア”です。】

岳くん、そんなに悲しんじゃいけませんよ。
悲しい気持ちはよく分かります。
悲しむって言葉はね、辛いっていう気持ちももちろんありますが、元々いとおしいっていう意味なんです。
いとおしい、愛する、大好きなこともみんな同じ言葉の意味なんです。
字引を引くとそう出ています。
いとおしいから悲しい、もう会えないから辛い。
だから泣くのは全然かまいません。
おばあちゃんや、お母さんが死んじゃったとき、おじいさんもルイさんもいっぱい泣きました。
覚えているでしょう。
あのころ君はまだちっちゃかったから不審そうな顔をしてきょとんと見てた。
でも今はもう君は大人になった。
大人になったから涙が出るんです。
でもねえ岳くん、生きているものは必ず死にます。
おじいちゃんもいずれ死ぬ。
君だってルイさんだっていつか死ぬ。
死ぬってことはね、生きているものの必ず通る道です。
君は犬の死に今泣いている。
だけど花が命を終え、枯れて死ぬときはいちいち涙流さないでしょう。
流しますか?
動物と植物、違いはあっても、どちらも同じ命なんです。
でも、花は死ぬとき血を流さない。
だから人間はそれほど同情しない。
でも、同じ命なんですよ。
ホタルがわざわざここへ来て死んだのは、おばあちゃんやお母さんに早く飛びついて、一刻も早く遊んで欲しかったからです。
今はもうきっと二人に会えて、うれしくってキャッキャと遊んでいます。
君とかルイさんとかおじいちゃんのことは多分もうすっかり忘れているでしょう。
死ぬってことはそういうことなんです。
恐ろしいことじゃ決してありません。
明日、裏山に埋めてあげましょう。
紅茶が冷めますよ。
熱いうちに飲みなさい。』

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